「農業・食料・環境問題を学ぶ」第4回イベント開催








秋晴れの空のもと、10月25日(土)午前8時45分から、信濃川河川敷の福祉市民体験農園「OasisS R」で「畑仕舞い・サツマイモの収穫と玉ねぎの作付」が行われました。主催はNPO法人UNEと連合中越地協、フードバンクながおか。支援者や家族連れなど約100人が参加し、にぎやかで笑顔あふれる一日となりました。
開会式では、番場副実行委員長(地協副議長)の進行のもと、家老UNE代表が「地域の福祉と食のつながりを広げたい」と挨拶。続いて、大野原信労組委員長(実行委員)が「農業・食料・環境問題を学ぶ取り組みが、地域の支え合いを深める機会となれば」と語りました。
作業は各団体の畑に分かれてスタート。連合の畑では、まずサツマイモの収穫から。大きく伸びたつるを片付けるのはなかなかの重労働でしたが、子どもも大人も力を合わせて奮闘。つるの下から顔を出したサツマイモは、まるでラグビーボールのような大物から可愛らしい小芋までさまざま。今年はネズミの被害も少なく、形の良い芋がたくさん収穫できました。約40分の作業で、なんと200キロを超える成果に参加者もびっくり。
続いて玉ねぎの作付け。40メートルの畝2本に、約2,500本の苗を植えました。苗を一本ずつ丁寧に植える作業は根気がいりましたが、「来年の収穫が楽しみだね」と声をかけ合いながら、約30分で見事に完了。初夏の収穫を心待ちにしています。
作業後は飲み物を片手にほっと一息。交流の輪が広がった後は、UNEの畑の整備や人気のキクイモの収穫、親子連れはクルミ拾いに挑戦しました。お昼にはUNE特製のしょうゆ赤飯と芋煮がふるまわれ、「働いた後のご飯は最高!」と笑顔がこぼれました。
お土産には、収穫したサツマイモとキクイモを参加者全員にプレゼント。また、掘り上げたサツマイモの一部はフードバンクながおかに寄贈され、地域の食支援に活用されます。
最後は恒例の集合写真。青空の下で笑顔が並び、今年の農園イベントは無事終了しました。自然とふれあい、仲間と汗を流し、地域とつながる——そんな充実した一日となりました。

